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​なぜ下館は必要か

~今こそ下館が必要なその理由~

 下館京師会では、以下の理由から「下館」をこの地域の主要な地域名称と捉え、その保存と知名度ならびに好印象の向上を目的に活動しています。

 

・「地方創生」などのように、その地域らしさを前面に出して

地域が自立しなければならない時代がすぐ近くまで来ている

 

 地方創生や地方の時代というフレーズはよく聞かれるものと思います。これはわが国の中央政府が財政危機を迎え、さらに少子高齢化と大都市圏への人口流出から地方の人口が減っていることなど様々な困難によることは皆様ご存知の通りです。

 

 この時代に地域間競争をさせること自体にも議論の余地がありますが、このような時代を勝ち残るためには「その地域の個性がパッとわかるもの」を有しているか否かで勝ち残れる可能性が上がってくることには異論はないと思います。

 

 非常に残念な話ですが、第一印象が冴えないものは、どんなに本質が素晴らしくとも、その素晴らしい中身を見てもらえる可能性はガクンと下がります。つまり…

 

・「筑西」という名称に地方創生時代を勝ち残れるほどの主体性・個性はあるか
 
 ということです。この地域以外の人、特に茨城県外の方が「つくば」「筑西」という名称を見た際、そのものずばりで関東地方の名峰・筑波山、名門国立大の筑波大学、ならびに筑波大学を中心とし県民から広く「ガクエン」の通称で親しまれている筑波学園都市を想起できる「つくば」と、「あ、筑波山の西側で筑西です。平成の合併でできました。」と聞いて、どちらのイメージがしっくりくるでしょうか。

 

 …残念ながら…つくば…ですよね…。

 

 あ、ちなみに旧下館市域の方々いわく、「よそで場所を説明する際、だいたい「筑西?どこ?」と聞かれて「下館」と答えると納得してくれる。」そうです。それをわかってて最初から下館で通す人もいるそうです。そりゃそうでしょうね。

(なお、この項目は筑西市や「筑西」という名称の魅力向上・ブランド化のために邁進されている方をおとしめる意図はございません。)

 

・地方ほど中心地名を自治体名と一致させたがるが、その必要は全くない

 

 たとえば、都内は「秋葉原(千代田区)」や「池袋(豊島区)」などこちらでいえば地区名や大字名でニュースや新聞記事の見出しにも載ることがあります。

 

 さらには「原宿(渋谷区)」など正式な町名から消滅して半世紀近く経つものの、現在でも使われるどころか世界的知名度を持ち、最新カルチャーの発信地としてのブランドを持つ地域すらあります。

 

 つまり、筑西市になったからといって下館をムリヤリ「筑西」に置き換える必要性はなく、それどころか「下館」という地名そのものも地域を想起させる地域資源である、といえます。

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